2003/10/30 トゥンティエン小学校・ダーラ校長からの手紙
2003年10月、トゥンティエン小学校のダーラ校長より、小学校を紹介する小冊子と共に、寄付と援助をお願いする手紙が届きました。

トゥンティエン村小学校   
オムコイ町オムコイ郡チェンマイ県
2003年10月30日(仏暦2546年)

このトゥンティエン小学校は、第5チェンマイ教育区にあります。
チェンマイから216km離れていて不便な地域にあります。
オムコイ町役場から22キロ離れています。  
現在の生徒数は幼稚園の年少から小学6年生まで183名、内男子生徒76名女子生徒107名、教室12部屋の学校です。
生徒のすべてが「ガリヤン」(カレン)という山岳民族で、近隣の5つの村から学校までは3〜8キロを歩いて通学します。
雨季には通行が不便で雨水が道路を遮断したりもします。
それでも生徒たちは雨にぬれながらはだしで通学しています。
服が濡れて病気になったりもします。
ここで学んでいる生徒は勉学のチャンス及び全てに貧しいお金の無い貧乏な生徒たちばかりです。
村は山の中にあるため家から学校までの道のりが長く、雨季になると道が無くなり学校に来ることが出来ません。
その解決方法として学校側は、半径3km以上に住んでいる生徒を学校に引き取り、学校の中で寝泊りする生活をしています。
現在54名の生徒が学校で生活しています。
そのために多くの問題発生しています。
特に大きな問題は衣食住全てに関するものの不足なのです。
毎日の食料や食器なども不足しています。
色々な機関(ボランティア、市、国)からの寄付や援助さえも全く間に合わない状態です。
全ての教育に関する教材、教具、普通の学校の勉学に必要な全てのものも不足しています。
他にも困っていることものは沢山あります。
特に今生徒たちのために助けてほしいことは、今年2546年度(仏暦)(西暦2003年度)は小学5〜6年生を対象に散髪の指導をし、下級生の散髪が出来る様に指導しましたが、問題となるのはその散髪に必要なバリカン、ハサミ、カガミ、イス等が足りないということでした。
私たち学校側が望んでいることは生徒たちが常に清潔でいられるように散髪室を整えられるようにすることです。
できる範囲で結構ですからご援助をお願いいたします。
あなたの近くの団体、会社等などにもこの恵まれない生徒たちに是非この先、勉強の為、生活していく為に使用できる物品等がありましたらなんでも結構ですのでご寄付をお願いします。
あなたがこの状況を見に来て下さることができ、理解していただけましたら本当に幸いです。
またご寄付して下さる方、して下さいました方には心からお礼申し上げます。
宜しくお願い致します。

トゥンティエン村小学校
校長 ダーラ ヤンロート


トゥンティエン小学校を紹介した小冊子
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